peicozy's blog

マラソン、トライアスロン、ブルベの完走記と、日々思うこと

GW429




GW2日目。家族でサイクリングに出かけた。娘のロードバイクの初乗りなのでなるべく平らな道を選択。多摩川サイクリングロードに向かうつもりでさあ出発というところで妻が鯉のぼりが見たいとのリクエスト。


急遽行き先変更して相模川高田橋方面へ。9:45出発。天気が良くお出かけ日和。宮ヶ瀬方面へ向かう道は既に渋滞気味だ。進まないクルマの横を風を感じながら進む。自転車最高だね。


相模川沿いの道を下流に向う。ローディが何組も通り過ぎる。そうだよね自転車日和だよね。と妙に納得する。自転車漕いでる皆んなの口元が笑っている。


高田橋に到着。1200匹の鯉のぼりが川の上を泳ぐ。下流から上陸に向かって泳ぎやすい風が吹いている。昨年は震災で中止だった。2年分、思い切り泳いでいるのかな、と思う。


自転車を停め河原に降りる。並んで泳ぐ鯉のぼりがちょうど日影をつくってくれていた。空と鯉のぼりを眺めながら日影でしばし休憩だ。


鯉のぼりを後に下流に向かう。ふと遺跡跡の表示が目にとまる。田名向原遺跡。2万年前の旧石器時代の遺跡だ。学習館が隣接しており遺跡について学べる。

田名向原遺跡は黒曜石から作られた鋭利な矢じりなどが大量に出土している。これは道具を作ることを専門にした、現代で言う工房のようなものだったようだ。自分用だけでなく使う人の用途毎に様々な刃物を作っていく。


この遺跡は2万年前の職人の跡なのだ。どうやったらより鋭利になるか、など探求する技術屋もいたことだろう。自分もコンピュータを操る技術屋だ。2万年分の技術の積み重ねがあって現代があるということは、ここで暮らしていた遠い祖先と自分がつながっているように思えた。


同時にこう思った。自分が生きるのは長くても100年足らず。この遺跡に暮らしてた2万年や人類誕生した600万年前と比べたらほんの一瞬でしかない。こんな一瞬しか生きていられないのに、ケンカしたり戦争したり争いで時間とエネルギーを使っているヒマはないな。


遺跡を出て、再びペダルを漕いだ。遠い昔も相模川を眺めながら思いを巡らせている誰かが居たのだ。


帰宅して走行距離を見ると48km
子どもたちもママも良く漕いだ。
心地よい疲れを感じて眠りにつく。

そんなGW2日目だった。