GP5000
GP5000
GP4000sIIからの履き替え。
GP4000sIIは2011年自分が初めてロングトライアスロンに出場した宮古島大会から使っている。10年近く使っていることになる。もちろん何度も履き替えてはいる。
当時キャノンデールのアルミバイクCAAD9に初めから付いていたビットリアのタイヤから履き替えた時の衝撃は忘れられない。路面に吸い付くような安定性、軽さ。タイヤでこれほどまで乗り心地が変わるのかと驚いたのだ。
そのGP4000sIIをCAAD9では700x23cを、その後購入したTTバイクキャノンデールスライスでは700x25cを履いた。もうこれ以外は無いというくらい毎回選択していたタイヤなのだ。
2019年GP4000sIIの後継、GP5000が発売された。2020年に入り、徳島の300kmのブルベ出場を機会に履き替えた。
GP4000sIIは、2019年のPBP1200km(610kmブレストで
リタイア)でもノートラブルで走れていてそのまま使い続けてもよかったのだが、走行中や、輪行時のサイドの擦れが気になっていてGP5000に履き替えることにした。
■履き替え
GP5000は4000に比べるとビードがやや硬い気がする。暖かい部屋で作業し素手でどうにか持ち上げることができた。冬の野外でパンクしたら、タイヤレバー無しでは厳しいかもしれない。
チューブを挟まないよう慎重にタイヤをはめ、エアーを入れると最後、パキンっとはまる音がした。ホイール(レイノルズ)によるものなのかわからないが、はまった感がすごくする。
今回700x28cを使用。エアーを入れた後のタイヤ幅は履き替え前よりスリムになった様に見える。GP4000も同じ28mmを使っていたがサイドが擦れで弱くなり若干横幅の膨らみが増していたのかもしれない。思わず25mmを購入したのかと思ったほどだ。
■走行
試走もなく、そのまま300kmのブルベに投入。一漕ぎ目から、あ、軽い!という感覚。ギヤ1枚半くらい軽い感じがする。転がり抵抗は4000が12.2wに対し、5000は10.0wだという。単純計算で従来の82%のパワーで漕げるのだ。
頭にある事前情報のプラシーボ効果もあるかもしれないが、この軽さは確かなものだ。
■グリップ力
ブルベのコースは急カーブは無く車体を傾けた時のグリップ力は試せていない。また晴天のため、雨で濡れた路面でどのような反応になるかはわからない。
砂の浮いた道や、コンビニを出入りするときの段差、アスファルトのひび割れなど、注意を要する路面でも安定していた。
おそらく雨天でも安定のグリップ力を発揮してくれるだろう。
■耐久性
300kmをゴール後、タイヤの傷みは無し。今シーズンのブルベをこなしながら見ていこうと思う。
■まとめ
確かな軽さと安定性は間違い無い。
価格もこなれてきており定番タイヤに確定。