peicozy's blog

マラソン、トライアスロン、ブルベの完走記と、日々思うこと

図書館で借りたら、めくって、貼って、書き出して、返す

4年ほど前から図書館で本を借りるようにしている。それまでは本屋に行って面白そうな本を買っていたのだけど、読んでいくにつれ、次々とあれもこれも読みたくなって、とてもどれも買うことはできないのだってしばらくたってから気がついた。


それから図書館を利用し始めた。
2週間の返却期限で10冊まで借りることができるができる。いつもめいいっぱい10冊借りてくる。読まないまま返却期限がきてしまうこともあるけど、借りた事実=なにかその瞬間興味があったこと。という事実は残る。


借りるときは、モレスキンを片手に書棚の左上から順に目を通す。なにかひかれるもの、それはタイトルだったり、厚みだったり、色だったりさまざまだが、があったら手にとりパラパラめくる。そしてその時点ではカゴに移さずにモレスキンにタイトルだけ書き写しておく。


こうして興味がありそうな棚をいくつか巡るとモレスキンには20冊くらいの即席読みたいリストができあがる。あとはその中からやっぱり読みたい10冊を選んで借りてくる。事前に読みたいリストをつくっておいて、図書館にリクエストして読んでもいいのだけど、なんかこう、その時の気分を大切にしたいような気がしていつも即席リストで選んでしまう。


借りてきた本は通勤時間中に読む。読みながらああそうかと思ったところは付箋を貼っておく。付箋を貼るのはあとで書き出すためだ。一度だけ付箋をとり忘れたまま図書館に返却しそうになって、係の人に指摘されたことがある。たしか、ゲゲゲ鬼太郎の水木しげるさんの本だったと思う。


自分で買った本も付箋を貼っている。たまに本を貸してほしいと言われることがあって付箋を貼ったまま貸すのだが、あいつはこんなとことに付箋をはっているのかと自分を見透かされている感じもする。


たいていは返却の2週間がすぎ、2、3日オーバーして、ああまずいなぁと思い、結局1週オーバーで返却となる。返却間際には、大量に貼った付箋の箇所をパソコンに書き落としておく。ここでちゃんと読んでいなかった本をは儀式としてページはめくっておく。このペラペラめくりで、ああそうかという気づきのページにめぐり合うこともある。余裕があるときは、さらに読んだときどう思ったかを書き足しておく。本当はこれが一番大切になのだと思うけど、時間がかかるのでさらに返却が伸びてしまいそうだ。


書き終えたメモは1ファイルにまとめておいてDropboxにほうりこんでおく。たまにこのメモを読み返してなるほどなと思い出す。


以上が図書館で借りた本の読書サイクルだ。図書館のいいところは、とりあえず借りられること、借りてきて当たりだったら読み進めればいいし、ハズレだったら読まずに返せばいい。借りたからすべて読まなくてはと思っていたらいい本に巡り会えないと思う。


今回借りた中で一番は、「多摩の歴史遺産を歩く」。大学教授でもある著者が3年間かけて多摩丘陵周辺の遺跡などをめぐるルートをまとめたものだ。どれも10kmくらいのコースになっているので、自分の場合週末は家族での散歩コースとしてみたり、ひとりのときはランニングコースにしてみたりできそうだ。借りたけど、購入するつもり。