カーボパーティー
珠洲の太鼓でパーティーがはじまった。地元メンバー男女がステージで自己紹介する。はっぴを脱ぐと体にはナンバーが書いてある。明日出場する選手でもあるのだ。
パーティーでは、サザエの蒸し焼きが山盛りになっていた。バナナ、から揚げ、ドーナツ、豆腐、水、サザエ、などとにかくほおばる。あっとう間にテーブル上の食材が消え去る。選手たちの胃袋に溜め込まれる。イナゴの大群が過ぎ去ったかのようだ。
バナナをもらおうと丸テーブルに向かう。ふと選手と目線が合った。高校の同級生によく似ている。世の中には、知り合いによく似た人間がいるもんだな。と思った。実は、大会当日にもう一度会って、本当に高校の友達だったことがわかる。大学時代はアルペンスキー、今はトライアスロンをやっている、なんだか似たようなことばかりやっているなぁと笑いあった。