peicozy's blog

マラソン、トライアスロン、ブルベの完走記と、日々思うこと

つくばマラソン完走しました

つくばマラソン完走できました。30kmまではサブフォーを狙えるかもって思えるペースでしたが、そこから先はガクッと失速。そのままペースアップできず。どうにかゴールしました。

タイム

4時間05分28秒(ネットタイム

距離 スプリット そのときの気分
5km 28:34 ううっ寒い
10km 28:01 ただ、淡々と
15km 28:13 ちょっとトイレ
20km 27:31 ペースメーカーについてみるその1
25km 27:12 ペースメーカーについてみるその2
30km 27:47 手袋してるけど、手がつめたい
35km 30:13 あれれ、足が前にでないぞ
40km 33:08 あれれ、ふとももがつりそう
42km 14:45 なんでこんなに長いのだこの2km
過去の自分と今年の自分を比べる
  • 2009年 4時間05分28秒 いいペースも、30kmで失速
  • 2008年 4時間32分39秒 一歩も歩かずに、完走
  • 2007年 5時間37分59秒 初挑戦、残り17キロ歩く

スタート〜5km

小雨が振る中のスタート。寒いです。まわりはビニール袋に頭と腕を出す穴をあけてかぶっている人もちらほら。丸山弁護士がスタートの号砲を放つ。丸山弁護士は選手として出場する予定だったが急遽出れなくなったとのこと。丸山弁護士がマイク越しに皆のことを応援してくれていた。「おおー」とか、「カッコイイヨー」とか、スピーカーから声が響き渡ります。声だけ聞いていると、間寛平さんのような感じがしました。
いつもそうなのですが、これだけたくさん(1万3千人)の人が「ただ走るだけ」という目的のために並んでいることに感動してしまいます。

5km〜10km

例年とはコースが異なっています。走っているときは頭の中にコースマップを思い浮かべているるわけではないので、去年と違うなぁとはあまり感じませんでした。流れに身をまかせて淡々と足を運ぶ感じです。

10km〜15km

途中トイレに行きたくなり小休止。普通は汗となって吹き飛ぶ水分がカラダに残っている感じでした。寒いせいかもしれません。トイレをガマンして気にしながら走るよりも、出してすっきりしたほうが集中して走れました。このころ雨はすっかり止んでいました。

15〜20km

後方から巨大な集団に飲み込まれました。4時間のペースメーカーを先頭にした集団でした。それまで自分はこの集団の前に走っていたのか!と少し驚きました。どうにか離されずに着いていってみようと思いしばらく集団の中にいました。この5kmのスプリットから微妙にペースアップしています。

20〜25km

4時間のペースメーカーから少しずつ少しずつ離されていきます。ペースメーカーは風船をつけているので多少離れていても確認できます。どうにか目視で確認できるポジションをキープしようと思って走りました。ここはガマンどころだ、30kmをこえたらもう一度風船に近づくのだ。と心にきめていました。


ここまでの給水所ではすべて利用しました。給水といっしょにあるアンパンもバナナもかならず口にほおばって走りました。おかげで空腹を感じることはありませんでした。念のためポーチに入れてきたチョコやパワーバーは結局使いませんでした。

25〜30km

まわりには、立ち止まってストレッチする人や、歩く人がちらほらみかけるようになりました。2年前に6時間間際で完走したときは、この距離では歩く人がかなりいました。それに比べると歩くひとはほんのわずかです。今年の練習では20kmまでしか走っていなかったので久しぶりの世界です。
あいかわらず、ここはガマンガマンと思って走っていました。

30〜35km

コースが直線になると、はるか彼方を走っている4時間のペースメーカーの風船が見えます。さあここからペースアップするのだ!と思っている気持ちとはうらはらに、足が前に進みません。早く回転させることもできません。じりじりと後方からくるランナーに抜かれはじめます。
もっと前に足をださなくては。と思っていても体がいうことを利きません。

35〜40km

左足の太ももと右足のふくらはぎが微妙にピクピクと反応しています。ちょっと力を入れたらつってしまいそうです。騙し騙し走ります。給水でアミノバリューを飲んでみたら、つりそうだった足が少しだけ楽になった気がします。とてもペースアップなんてできません。このころペースメーカーの姿はは見失しなってしまいました。

40〜42km

何度も「ちょっと歩こうかな」って脳裏をかすめました。そのたびに「少なくとも最後まで歩かなかった」という村上春樹さんの言葉を思い出しました。ちょっとだけ、ちょっとだけ、と思いながら歩かずに進みました。なんで足が前にでないのだぁ。自分の足が自分の足ではないような感覚です。この頃はちょっとした道路の段差がうらめしく思えます。最後には、道路に描かれている「とまれ」のマーキングの段差さえも踏み越えるのが面倒に思えます。

ゴール

どうにか歩かずにゴールできました。よくやったよ俺。
今回は小3の息子もつれてきていました。ゴールした直後に彼の第一声は「パパ遅いよぉー。」
ひとりでぽつーんと待っていた身からしたらとても長い4時間だったのでしょう。

完走の感想

サブフォーの壁はそう簡単に越えられるものではないということがわかりました。
特に30kmからガクンとペースダウンしない体にしておかなければなりません。


これは、ビルドアップ走などで高負荷時の状態を短い距離でつくり出すのがよいと思いました。
疲れきったときに足が止まらないことが重要なのです。(ってできていないのに偉そうに言って見る)


すでに走ってから4日たって、疲れが抜けてきたのと同時にまた走りたくなってくるのだから不思議なものですね。