peicozy's blog

マラソン、トライアスロン、ブルベの完走記と、日々思うこと

浜辺はアタマのサンドボックス

天気が良かったので散歩してきた。
いつものごとく地図とにらめっこ。
茅ヶ崎の海に行くことにした。


散歩がメインなので、3駅前の寒川で降りてそこからスタート。
寒川駅寒川神社の最寄駅ではないことを知った。


9月にはなっているけど、汗がじわっと出る陽気。
風がここちよく吹いている。てくてく歩く。
田園が広がる。区画ごとに微妙に成長が違ってみえる。
左の田んぼは、稲の穂がたれててうっすら黄色くなっている。
右の田んぼは、穂がまだ若い感じ。


田んぼを抜けてきた風は、ひんやりした空気とあたたかい空気の部分とが
まだらになっている。
肌に乗った汗は、まだらな風にふかれて冷やされる。
すこしほてった体も冷やされる。


大きくて立派な家が立ち並んでいるいる一角があった。
目の前に、高架道路を建設中だ。
どうやら、道路が延びて便利になるらしい。


「わかった!」と妻。
きっと立ち退いて、新しく家を建て直したのよ。という。
なるほど、そうかも。


川沿いにでた、潮のほのかな香りを感じた。
すこし登り坂、道の向こう側に防風林。
海だ。


海岸にでる。
海岸沿いの遊歩道は人々が行きかう。
サーフボードを自転車にせてペダルを漕ぐ人。
夕方にかけて、ジョガーが増えてくる。


浜辺に腰を下ろす。
波が砕ける音が心地いい。
こどもたちは、波打ち際で遊んでいる。


波がいちばん深く砂浜を押し込んだところに、ひろった棒を立てる。
ここまで波が来たんだよねという目印のつもり。
何度か波がくると、立てていた棒はポトリと倒れる。


波から少し離れる。
乾いた砂。細かい砂がきもちいい。
手を砂浜につっこんで、そっと抜く。
手の甲に砂が残る。
骸骨みたい。


手を動かしていると、頭の中でいろいろなことが、呼び出されは消える。


先に考えてあとから手を動かしたのか、それとも、手を動かすことが考えを生んだのか
わからなくなってくる。


住むのなら、川沿いもいいけど海沿いもいいなと、手を動かしながら思った。