サーカス会場で感じたパラダイム転換
サーカスの会場に早く着いたので、とっとと入場して開演をまっていました。
舞台は四方から明るいライトで照らされて、開演までの準備時間は2人のピエロが
お客さんを楽しませてくれます。
開演して30分くらいは、ポツリ、ポツリと遅れてきたお客さんも入場してきます。
遅れてきた、お客さんは、入ってそうそう、たいてい、入り口付近の通路用階段に
しゃがみこんでサーカスを見はじめます。
このままでは通路がふさがってしまうなぁ。しかも、後ろの席から見えなくなるかも、
と思ったので、言いました。
「あちらの、通路をあがったところに、まだ席が空いていますよ。」
返ってきた返事はこうでした、
「ああ、どうもありがとう。今、外から来たばかりで、目がやられててね、真っ暗で何も見えないんですよ。もう少し慣れたら移動できると思います。」
はっ、と気づいた。そうか、同じ環境にいるのだから、世界が同じように見えていると思っても、人によって見え方がまるで違うのだ。と。
明るいとこから急に暗いところに入っただけだけど、これは、ちょっとした「パラダイム転換」でした。