無法バブルマネー終わりの始まり
面白い!
格付けのみを信用してその中身のリスクを覆い隠していたために陥ったサブプライム。
米国の住宅市場は2000兆円もあり、サブプライム関連はその1割たらずだとしても、影響は大きい。
まして、住宅の値上がりによって「作られた」好景気は今後望めるはずもない。
中国は、技術力はなく。コピー天国。
13億の人口のうち、経済発展の恩恵にあづかれるのは都市部に住む3億弱。
国全体の発展は難しく、州分裂が唯一の道か。
ロシアも、たのみの綱は資源のみ。
国家が、資源プロジェクトを横取りする(サハリン2)ような信頼のない政策。
資源下落とともに傾くだろうと予測。
そんな中、技術を磨いてきた日本が生き残る、というシナリオ。
原油が150ドルになっても、すでに社会は省エネになっている。
筆者である、松藤氏は、これからは金の時代がくると10年以上前から長期投資。
金を買うのではなく、鉱山を所有しているのだ。
松藤氏いわく
愚者は体験に学び 賢者は歴史に学ぶ
だそうだ。読むなら今だな。
無法バブルマネー終わりの始まり──「金融大転換」時代を生き抜く実践経済学
- 作者: 松藤民輔
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/01/16
- メディア: 単行本
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