peicozy's blog

マラソン、トライアスロン、ブルベの完走記と、日々思うこと

ゴール

コースを左手に折れる。往路を走っているとき、ゴールはここを曲がるんだなと思って見ていた。前から、息子と兄がコースを逆に向かって歩いてくる。いつ帰ってくるかわからない僕をまっていてくれたのだ、息子は僕を見つけたあと、同伴ゴールするために再びゴールに向かって駆け出した。


ゴールは野球場。3塁側から入り外野の青々とした芝生の中を抜けゴールだ。
「帰ってきたぞぉ」と思わず口から出るセリフ。
息子と手を繋いでゴールテープを切る。ああもう走らなくてよいのだ。と思う。


完走ポロシャツ、タオルをうけとり、アンクルバンドを係員に外してもらう。
芝生に寝転ぶ。もう夕方だ。16時をまわっているけど日差しはまだ強い。青空と芝生を眺める。球場のスコアボードは珠洲トライアスロンの電光計時。


兄いわく、制限時間まで残り5分だったよ。ランを3時間で帰ってきたんだな。ナイスランだと言ってくれた。ええ?制限時間まで5分?のこり15分くらいあると思っていたのに。


大会要綱を見直すと制限時間は9時間20分だ。危なかった、気をゆるめて歩いていたら、完走はなかったかもしれない。


芝生で休んだあと、バイクを片付けにラックへ向かった。まばらに選手が野球場にたどり着く。制限時間はすでに越えている。無情にも選手から係員がアンクルバンドを外している。ゴールはさせてもらえるが計時はないのだ。ようやくここまでたどりついたのに、くやしいだろうなぁと思う。


トータル 9:13:45


S 1:04:24
B 5:10:46 (6:15:10)
R 2.58:35